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オッセオインテグレーション

オッセオインテグレーション(osseointegration)は、チタンと骨が結合する現象のことで、スウェーデンのペル・イングヴァール・ブローネマルク博士が、うさぎの脛にチタン製の生体顕微鏡を取り付けて観察実験を行っていたときに、チタン製の顕微鏡が骨と結合してしまって外すことができなくなったことから、高純度のチタンと生体内の骨が拒否反応を起こさずに結合することを偶然に発見しました。

ブローネマルク氏が名付けたこの名称は、ラテン語で「骨の」という意味を表す(osseo)と、英語で「統合」を表す(integration)を組み合わせた造語で、インプラント治療ではこの現象を利用して、顎の骨の中にチタン製の人工歯根を埋め込みます。

チタンはとても丈夫な上に貴金属よりも耐蝕性が高く、生体金属とも呼ばれるほど生体との相性も良いので、体の中に埋め込まれても拒否反応が起こりません。もちろん金属アレルギーの原因にもなりませんので、どなたでも安心して使用することができる金属です。

以前はチタン以外で作られたものもありましたが、オッセオインテグレーションが起こるのはチタンだけの特性なので、現在はチタン製のものが主流となっています。
(最近ではジルコニアインプラントというものが出てきましたが、日本ではまだ認可されていません)

インプラント治療でチタン製のインプラント体と生体内の骨が、オッセオインテグレーションによって完全に結合するまでにはある程度の期間が必要ですが、生体と結合しやすい性質や形状が研究されてきており、年々その期間は短くて済むようになり、現在では45〜60日程度で完全に結合し、上部構造を取り付けることができます。